RYT200 RYT500 Yogaalliance

ヨガアライアンス2027年の資格変更|RYT200はどうなる?

はじめに:2027年1月から何が変わるのか

全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance、以下YA)は、2027年1月から指導者資格と会員制度を大きく組み替えます。RYT200・RYT500という数字つきの名称はなくなり、新しく「RYT」と「E-RYT」の2つにまとまります。

すでに登録している方は、2027年12月31日までに「オンライン試験」「倫理に関する誓約」「CPR(心肺蘇生法)資格の提出」の3つを済ませる必要があります。今すぐ何かをしなければならないわけではありませんが、知らずに期限を過ぎると資格が失効します。

日本語でまとまった情報がまだ少ないため、YAの公式ページ(英語)をもとに、立場ごとに整理しました。

この記事は、立場ごとに読む章が分かれています。まず「変更点の全体像:4つの大きな変化」で全体をつかみ、そのあと、ご自分に当てはまる章へ進んでください。各章へは、本ページ上部のINDEXから移動できます。

  • 登録済みの方:「RYT200・RYT500・E-RYT200・E-RYT500をすでに登録している方がやること」
  • まだ登録していない修了生:「200時間修了後、まだ登録していない方へ」
  • 受講を迷っている方:「これからRYT200を受けるか迷っている方へ」
  • スクールを運営している方:「養成スクール(RYS)を運営している方へ」

どの立場の方にも関わる「日本の指導者が気をつけたいこと」と「まとめ:今やることと、主な日程」も、あわせてご覧ください。

※本記事は2026年10月15日時点の公式発表をもとにしています。細かな運用は今後変わる可能性があるため、最終的には必ずYAの公式ページでご確認ください。

変更点の全体像:4つの大きな変化

2027年の変更は、資格の名前・専門資格の扱い・会員制度・継続教育の4点です。これまで取得した資格は保持でき、2027年中の手続きを経て新しい名称へ移ります(Find Your New Credential)。

項目これまで2027年から
指導者資格の名称RYT 200/RYT 500/E-RYT 200/E-RYT 200, RYT 500/E-RYT 500RYT と E-RYT の2つ
専門資格の名称RCYT(キッズ)・RPYT(マタニティ)・YACEP(継続教育プロバイダー)は別々の資格「RCYT」「RPYT」「YACEP」という資格名はなくなる。代わりに、YAの指導者検索ページのプロフィールで、「RYT」や「E-RYT」の横に「キッズヨガ」などの得意分野が並んで表示される。表示の正確な形はまだ発表されていない。取得の条件は今と同じで、RCYT・RPYTはRYTかE-RYT、YACEPはE-RYTを持っていることが前提
会員と資格資格と会員がセット。「資格」はRYTなどを名乗れる認定、「会員」は年会費で受けられるYAのサービス(講座・割引・コミュニティなど)。資格を保つには、年会費$65を払って会員を続ける必要がある2029年以降は「資格のみ」「会員のみ」「両方」から選べる
継続教育3年ごとにYAのマイページへ記録する。①ヨガを教えた時間:45時間 ②講座などで学んだ時間:30時間(RYT・E-RYT共通、オンライン受講も可)。2030年の更新まではこのルール(出典:YA「Continuing Education Requirements」2023年7月更新)3年ごとにYAのマイページへ記録する。①ヨガを教えた時間:条件に含まれていない(YAの新しい説明は学ぶ時間のみ) ②講座などで学んだ時間:RYTは30時間、E-RYTは40時間(YA以外の講座も可、学べる分野も広がる)。2030年の更新からこのルール

名称から「200」「500」が消えても、学ぶ時間の基準がなくなるわけではありません。新しくRYTになるには引き続き200時間、E-RYTには500時間の指導者養成(YTT)修了が必要です。これまで受けた追加のトレーニングは、ディレクトリのプロフィールに記載できます。

YAはこの変更の目的として、一般の人にわかりやすい資格にすること、倫理・安全・インクルージョンの共通基盤をつくること、資格認証の品質基準を定める団体(Institute for Credentialing Excellence)の認定取得を目指すことを挙げています(Membership Reimagined)。

今回の変更で新しく加わる要件のうち、多くの人に関わる「オンライン試験」と「CPR資格」の2つを、ここから詳しく説明します。

新しいオンライン試験:全40問、75%で合格、受験は無料

試験はヨガの知識ではなく、安全に、倫理的に教えるための職業上の基礎を確かめるものです。

ヨガ哲学やポーズの知識は出題されません。

項目内容
開始2027年1月(YAの新しいオンライン学習プラットフォーム)
問題数40問
出題分野効果的な指導とリーダーシップ/倫理/安全/多様性・公平性・包摂(インクルージョン)
E-RYTのみ追加指導者を育てることに関する内容
合格ライン75%(40問中30問)
受験回数2回まで(2回とも合格できなかった場合の扱いは、2026年10月時点で未発表)
受験料無料
対策無料の対策コースあり(任意)
日本語対応未発表(2026年10月時点)

ヨガ哲学が出題されない理由について、YAは「伝統や流派ごとに異なるものは各スクールが伝える役割」と説明しています(Find Your New Credential)。出題分野は、YAがすでに定めている行動規範(Code of Conduct)と業務範囲(Scope of Practice)の内容と重なると考えられるため、この2つを読んでおくことが準備になります。

CPR(心肺蘇生法)資格はどこで取る?

YAが認めるCPR資格の条件(講習の団体、オンライン可否、有効期間)は、2026年10月時点で発表されていません。

日本で受けられる主な講習は次のとおりです。

講習実施団体受けられる人時間費用証明書
普通救命講習Ⅰ各地の消防本部原則だれでも(その市町村に住む・働く・通う人に限る地域もある)3時間(e-ラーニング併用で実技2時間)多くは無料修了証(日本語)。有効期限は消防本部ごとに異なる(東京消防庁は3年、期限なしの地域もある)。国の基準では2〜3年ごとの再講習が求められている
救急法基礎講習日本赤十字社の各支部15歳以上(その都道府県に住む人に限る支部もある)約4〜5時間1,500円(全国の支部でほぼ共通。手数料が加わる支部もある)認定証(5年間有効)
AHA BLSプロバイダーコースアメリカ心臓協会(AHA)の認定トレーニングサイト医療従事者向けの内容だが、医療資格がなくても申し込める会場が多い約1日約18,000〜22,000円eCard(英語、2年間有効)
  • 消防や日本赤十字社の講習は安く受けられますが、証明書は日本語です。YAに英訳が必要かどうかは分かっていません
  • AHAのBLSは国際的に使われている英語の証明書で、海外の団体に提出しやすい形式です。そのぶん費用は高めです
  • YAは米国の会員向けに、スマートフォンで受けられるCPR講習(ResusciTech、$60)の割引を紹介しています。ただし割引は米国在住の会員のみが対象です

YAは「今後数か月で詳細を順次知らせる」としていますが、CPRの条件を示すとまでは明言していません。日本語の修了証や認定証は、英訳を添えて提出する方法が考えられます。受講前にYA(info@yogaalliance.org)へ確認しておくと確実です。

(出典:京都市消防局 救命講習の案内、日本赤十字社北海道支部 受講費一覧、日本ACLS協会 BLSコース案内、Yoga Alliance ResusciTech)

RYT200・RYT500・E-RYT200・E-RYT500をすでに登録している方がやること(RCYT・RPYT・YACEPをお持ちの方も)

この章の対象は、現在Yoga Allianceに次のいずれかの資格で登録している方です。キッズヨガ(RCYT)やマタニティヨガ(RPYT)を持っている方も、土台となる資格が下の表のどれかに当てはまります。

現在の資格(正式名称)2027年からの名称
RYT 200(Registered Yoga Teacher 200)RYT
RYT 500(Registered Yoga Teacher 500)RYT
E-RYT 200(Experienced Registered Yoga Teacher 200)E-RYT
E-RYT 200, RYT 500E-RYT
E-RYT 500(Experienced Registered Yoga Teacher 500)E-RYT

※「E-RYT 200, RYT 500」は、200時間で指導経験の条件を満たし、さらに500時間の養成を修了している方の資格です。

※YAの公式ページには、資格ごとの対応表はまだ載っていません。上の表は、名称に「E-」が付くかどうかで分けた見込みです。自分の場合は、YAの「Find Your New Credential」ページで今の資格を選ぶと確認できます。

今すぐ必要なのは、資格を有効な状態(年会費の支払いが切れていない状態)に保つことだけです。そのうえで、2027年12月31日までに次の3つを済ませます。

  1. オンライン試験を受ける:2027年1月に開設される新しい学習プラットフォームで受験します。受験料は無料、全40問で、事前に受けられる無料の対策コースも用意されます。
  2. 倫理と説明責任についての誓約に同意する:あわせて、従来どおり行動規範(Code of Conduct)と業務範囲(Scope of Practice)への同意も続きます。
  3. 有効なCPR(心肺蘇生法)資格を提出する:2027年から新たに求められる要件です。

料金:2027年末までに手続きすれば再認定料$150が無料

  • 2027〜2029年は年$65のまま据え置き。この金額で資格と新しい会員サービスの両方が含まれます
  • 期限内に試験を終えれば、通常$150の再認定料が無料になります
  • 2029年の後は「資格のみ」「会員のみ」「両方」から選べます。資格のみの場合は3年ごとに$150(年あたり約$50)とされています

期限を過ぎた場合:資格は失効し、戻すには$150が必要

資格は失効し、$65の年会費は会員資格だけに使われます。資格を戻すには$150の再認定料(3年分)がかかります(Find Your New Credential)。

年会費の負担が難しい場合は、会費の減免制度(Dues relief)があり、info@yogaalliance.org で相談できます。

今のうちにできる準備

  • 年会費の支払いを切らさず、資格を有効なままにしておく
  • YAのマイページで、登録している氏名とメールアドレスが今も正しいか確かめる(案内はメールで届きます)
  • 継続教育の記録(教えた時間・学んだ時間)を入れ忘れていないか確かめる
  • 移行の申請受付は2027年1月に始まる予定です(Find Your New Credential)

けがや災害などでヨガの収入が途絶えたときのために、YAには1回$600の緊急支援金(Emergency Relief Fund)もあります(Membership Reimagined)。

200時間修了後、まだ登録していない方へ

「必要になったら登録すればいい」と考えていた方は、2026年中に登録するかどうかを一度検討する価値があります。2026年中に登録すれば、現在の料金と移行ルールの対象になることが公式に示されているからです。

2026年中に登録する場合:年会費$65が2029年まで据え置き

  • 年会費$65で、資格と会員サービスの両方が2029年の更新まで3年間据え置き。新規申請時のみ$50の申請料がかかります(Membership Reimagined)
  • 登録後は既存の登録者と同じく、2027年12月31日までに試験・誓約・CPR提出を済ませる流れになると考えられます

ただし、先に登録しても新しい試験やCPR資格の提出が免除されるわけではありません。2026年中に登録するメリットは、料金が2029年まで据え置かれることです。

2027年以降に登録する場合:試験の合格とCPR資格が必要に

  • 修了したトレーニングが200時間以上であれば、新しいRYTの対象になることは変わりません
  • ただし2027年以降の新規申請者の料金や手続きの詳細は、2026年10月時点でまだ公表されていません。新しい資格には試験の合格が必要で、CPR資格も求められる見込みです

今登録するか待つか:働き方別の考え方

こんな方はおすすめの考え方
今後、海外や外資系の施設で教える可能性がある/経歴として資格を示したい2026年中の登録を検討。料金が3年間固定されるメリットが大きい
当面は指導の予定がない急ぐ必要はないが、2027年以降の新規申請条件が公表されたら確認を

どちらの場合も、YAの登録はヨガを教えるための法的な免許ではありません。日本国内では登録なしで指導することもできるため、ご自身の働き方に合わせて判断してください。

これからRYT200を受けるか迷っている方へ

200時間の養成講座はなくなりません。変わるのは、修了後に申請する資格の名前と、登録の手続きです。

制度が変わると聞くと「今受けて大丈夫?」と不安になるかもしれません。公式発表で分かっていることを、受講を考える人の目線で整理します。

受講前に知っておきたいこと

気になること公式発表で分かっていること
200時間の講座はなくなる?なくならない。新しくRYTになるにも、引き続き200時間の養成修了が必要
修了後に名乗る資格は?「RYT200」ではなく「RYT」になる
2027年以降に修了したら?登録の際に、40問のオンライン試験とCPR資格が必要になる見込み
2026年中に修了して登録すれば試験はない?免除されない。今の登録者も含め、全員が2027年中に試験を受ける
先に登録するメリットは?年会費$65が2029年まで据え置かれること
オンラインの講座は?オンライン形式が認められなくなるという発表はない

(出典:Find Your New Credential、Membership Reimagined)

受講を先に延ばすべき?

制度変更を理由に、受講を先に延ばす必要はないとOMYOGAの講師は考えています。どの時期に修了しても、同じ試験を受けることになるからです。新しい試験は倫理・安全・指導の基礎を問うもので、200時間の講座でしっかり学んだ内容がそのまま土台になります。

スクール選びで確かめたいこと

  • YAの「Find a Yoga School」で、登録校(RYS)として載っているか
  • 人に教える練習と、講師からの具体的な助言があるか
  • 2027年からの試験やCPR資格について、スクールが案内してくれるか

資格の名前が変わっても、200時間で身につけた学びの中身は変わりません。名前より、どんな学び方ができるかでスクールを選ぶのがおすすめです。

養成スクール(RYS)を運営している方へ(RCYS・RPYSも)

ヨガスタジオ

スクール側もRYS 200/300/500の区分がなくなり、ひとつの「RYS」資格にまとまります。各養成プログラムは、RYSに添える専門指定として表示されます(Find Your New Credential)。

キッズヨガの養成校(RCYS:Registered Children’s Yoga School)とマタニティヨガの養成校(RPYS:Registered Prenatal Yoga School)も同じ扱いです。独立した学校の資格名ではなくなり、ひとつの「RYS」に付く専門指定(キッズヨガ・マタニティヨガの養成プログラム)として表示されます(Membership Reimagined)。この章の手続きと料金は、これらの学校にも当てはまります。

キッズ・マタニティの養成講座で教えるには:リード講師はE-RYT 500+専門資格が必要

役割必要な資格(今の基準)
リード講師(講座の中心となる講師)キッズ:E-RYT 500+RCYT/マタニティ:E-RYT 500+RPYT
講師RYT
その他の講師(解剖学の専門家など)YAの登録は不要。関連する資格や学習歴と、500時間以上の指導経験(または2年以上の関連経験)

(出典:Standards for RYS Credentials)

2027年12月31日までに:スクール向け試験と事業内容の確認

  • 学校向けの無料オンライン試験(倫理、法令順守と安全、価値観に基づく経営、顧客対応、多様性と包摂)。2027年1月開設のプラットフォームで受験し、無料の対策コースもあります
  • 事業の確認:現地の法令順守、スタッフの資格と研修、教育の枠組みと指導理念、スクールの方針の公開
  • 自校が教える伝統・系統を含む「教育の枠組み」を明文化すること

認定後:毎年の誓約更新とレビュー対応、星3.5以上の維持

  • 毎年:倫理的誓約の更新、所属講師の資格確認、受講生レビューへの返信
  • 3年ごと:リフレッシュコースの受講、教育の枠組みと方針の再提出
  • 受講生レビューの平均で星3.5以上を保つことが求められ、下回るとYAの確認と改善計画の提出が必要になります

直近12か月の受講生レビューの平均が星4.5以上のスクールには、毎年「Certificate of Excellence」が付きます。

料金:年$240を3年間据え置き。期限を過ぎると再取得に$1,000

  • 現行のスクールは年$240のまま、3年間資格とグループ会員が据え置き
  • 期限を過ぎると資格が失効し、再取得には3年分で$1,000の再認定料がかかります

これから新しくRYSになるスクールの場合

  • 2026年中に申請:申請料$400(1回のみ)+年会費$240。年会費は2029年の更新まで3年間据え置き(Membership Reimagined)
  • 2027年以降に申請:スクール向け試験や事業内容の確認が新たに加わる見込み。料金と手続きの詳細は2026年10月時点で未発表

変わらないもの(今回の発表時点)

  • 養成講座の時間数(200時間・300時間・500時間)と学習分野の基準は、変更が発表されていない
  • オンライン形式の養成講座が認められなくなるという発表はない

今から用意しておけるもの

  • 自校の教育の枠組み(教える伝統・流派・指導理念)を文章にまとめておく
  • 受講・返金・欠席などのスクールの方針を、受講生が読める形で整えておく
  • 所属講師の資格(RYT・E-RYT・CPR資格)の一覧を作っておく

受講生に伝えたいこと:登録の時期とCPR講習の案内

  • 2026年中に修了する受講生には、登録のタイミングで料金と手続きが変わる可能性があることを伝える
  • 2027年以降に修了する受講生は、登録の際に新しい試験とCPR資格が必要になる見込みのため、講座内で試験の内容とCPR講習の受け方を案内しておくと親切です

Q. 2027年以降も「200時間」「300時間」の養成講座として開講できますか?

A. 開講できます。RYS 200/300/500という学校の区分はなくなりますが、200時間・300時間・500時間の養成プログラムは、RYSに添える「専門指定」として残ります(Membership Reimagined)。新しくRYTになるには200時間、E-RYTになるには500時間の養成修了が引き続き必要なため、それぞれの講座の役割も残ります。

変わるのは、修了後に名乗る資格の名前です。

講座2026年まで2027年から
200時間の養成講座修了後にRYT 200へ申請修了後にRYTへ申請(試験の合格が必要)
300時間の養成講座(200時間修了者向け)合計500時間でRYT 500へ申請合計500時間はE-RYTの学習時間の条件にあたる。RYT 500という名称はなくなる

HPや募集ページの講座名・表記はどう変える?

講座名や募集ページで「RYT200取得コース」「RYT500取得コース」と書いている場合は、2027年に向けて「200時間養成講座(修了後RYTに申請可)」のような表記に見直す必要があります。追加で受けた研修はYAのディレクトリのプロフィールに載せられるため、300時間の学びも経歴として示せます。

表記を見直すときに押さえたい点は次のとおりです。

  • 「RYT」「RYS」はYAの登録商標:使えるのは、YAに登録している指導者・スクールが、自分の登録内容を示すときだけです(Trademark Usage)
  • 自校の名前をつけた講座名は使える:「○○ヨガ200」のような名前はYAの商標を含まないため問題になりにくいです。ただし名前だけでは伝わらないため、「全米ヨガアライアンス登録校の200時間養成講座。修了後RYTに申請可」のような説明を添えます
  • ロゴや認定マークは新しい案内を待つ:2027年からの新しいRYSマークの使い方は、まだ発表されていません。YAのロゴは自校のロゴと組み合わせず、横に並べて使う決まりです(YA Member Brand Guide)

2026年10月時点でまだ公表されていない点:

  • 新しくE-RYTになる人に、500時間の修了以外に指導経験(時間・年数)が求められるか
  • 現在のRYS 200/300/500が、どのように専門指定へ移行するか
  • 300時間プログラム単体の専門指定の名称と要件

よくある疑問(試験・CPR・継続教育)

Q. 継続教育(CE)はどう変わりますか?

A. 2030年の更新サイクルまでは現在の要件のままです。2030年からはRYTが3年で30時間、E-RYTが40時間になります。対象分野は、ヨガの伝統と技法、指導法、職業的な成長、健康と安全、補完的な実践、経営、倫理などと幅広く、YA以外のE-RYTや専門性のある団体から受けたものも認められます。

Q. キッズヨガ(RCYT)やマタニティヨガ(RPYT)の資格はどうなりますか?

A. RYT・E-RYTに添える専門指定に変わりますが、取得要件は変わりません。2028年からは、専門指定の内容や新しい分野の追加について会員が意見を出せるようになる予定です。

専門指定は単独では持てず、土台となる資格が必要です。今の基準では、RCYT・RPYTはRYTかE-RYT(200でも500でも可)を、YACEPはE-RYTを持っていることが前提です(Standards for RYT Credentials、Continuing Education)。

Q. 自分の場合どうなるか、個別に確認できますか?

A. YAの「Find Your New Credential」ページで現在の資格を選ぶと、移行後の資格と次の手順が表示されます。

(出典:Find Your New Credential)

日本の指導者が気をつけたいこと

公式発表には、日本から登録している人にとって気になる点がまだ書かれていません。2026年10月時点で未確定の点は次のとおりです。

  • 試験が英語のみか、日本語でも受けられるか
  • 日本の消防署や日本赤十字社などが実施する救命講習の修了証が、CPR資格として認められるか
  • 2027年以降に新規登録する人の料金と、移行申請が始まる正確な日付

日本では各地の消防本部が普通救命講習を行っているため、早めに受講しておくのは一つの選択肢です。ただしYAが認める条件はまだ示されていないため、受講前にYAへ確認することをおすすめします。

講師の見立て:新しい制度で登録を続ける人は増えるのか

日本では、登録を続ける人は減るか横ばいになり、「RYT200」という呼び名もしばらく残ると、OMYOGAの講師は見ています。

ここからは公式発表ではなく、指導の現場からの予想です。

登録を続ける人が減りそうな理由

  • 試験・CPR資格・倫理の誓約と、手続きがこれまでより増える
  • 試験が日本語で受けられるか、まだ分からない
  • 日本の救命講習がCPR資格として認められるか分からず、講習の費用と時間もかかる
  • 日本では修了証だけで採用するスタジオも多く、登録しなくても教えられる
  • 2027年12月31日までに手続きをしないと、資格は自動的に失効する

登録を続ける人が増えそうな理由

  • 2029年以降は「資格のみ」が3年で$150と、長い目で見ると今より安くなる
  • 時間数だけでなく、試験に合格した指導者であることを示せる
  • 期限内に手続きすれば、再認定料$150がかからない

YAは、回答者の71%が「YAの資格を持つ指導者を選びやすい」と答えた調査結果を示しています(Membership Reimagined)。ただしYA自身の調査で、日本の受講者にも当てはまるかは分かりません。

そもそもRYTやRYSは必要なのか

ヨガを教えること自体に、RYTやRYSは必須ではありません。日本では国の資格制度もなく、登録がなくても指導はできます。

それでも、参加する人にとっては「どこで、どれだけ学んだ人か」を知る手がかりになります。安心して通える先を選びたい受講者の目線から、RYTを持つ講師やRYSのスクールを求めるスタジオや講師は多いと、OMYOGAの講師は感じています。今回の変更で試験やCPR資格が加わるのも、その信頼を形にしようとする動きの一つといえます。

「RYT200」という呼び名はしばらく残りそう

日本の求人、スクールの募集ページ、検索では「RYT200」が広く使われています。呼び名は制度よりゆっくり変わるため、数年は「RYT(旧RYT200)」のような併記が続くと考えられます。

そのため、スクールの募集ページや講座名でも、移行期は「RYT(旧RYT200)」のように新旧を並べて書くと、検索で探している人にも見つけてもらいやすくなると考えています。

本当にどう動くかは、2027年1月に試験の言語やCPRの条件がはっきりしてから見えてきます。発表があり次第、この記事も更新します。

まとめ:今やることと、主な日程

今すぐ必要なことはありません。登録済みの方は資格を有効なまま保ち、2027年1月の試験開始を待ちましょう。未登録の修了生は、2026年中に登録するかどうかを検討する時期です。

  • 2027年から、指導者の資格は「RYT」「E-RYT」の2つ、スクールは「RYS」ひとつになる
  • 登録済みの方は、2027年12月31日までに試験・倫理の誓約・CPR資格の提出を済ませる
  • 期限内に済ませれば再認定料$150は無料。過ぎると資格は失効する
  • 未登録の修了生は、2026年中に登録すれば年会費$65が2029年まで据え置かれる(試験は免除されない)
  • 200時間の養成講座はなくならない。制度変更を理由に受講を延ばす必要はない
  • 試験の言語やCPR資格の条件など、未発表の点はYAの発表を待って確認する

不明な点は info@yogaalliance.org(英語)に問い合わせできます。

さいごに

制度の名前は変わっても、200時間で学ぶことの価値は変わりません。わからないことがあれば、ひとりで悩まずに相談してください。

RYT200の学び方や、2027年からの登録について相談したい方へ

出典